書店経営――政治に頼る前に(出版研究室から[57])

書店経営――政治に頼る前に(出版研究室から[57])

さきごろ、「全国の書店経営者を支える議員連盟」(書店議連)の新体制が発表された。これまで会長だった自由民主党の河村達夫氏から塩谷立衆議院議員に交代。書店事務局は、日本書店商業組合連合会と出版文化産業振興財団(JPIC)が […]

普遍的な価値を育むもの(出版研究室から[53])

普遍的な価値を育むもの(出版研究室から[53])

『週刊金曜日』(以下、『金曜日』)が年末年始合併号で絵本特集を組んだ。「えっ、『金曜日』が?」と意外な感じを抱きながらページをめくっていった。中扉に「絵本には、普遍的な魅力がたくさん詰まっています」とある。「なるほど」と […]

出版研究室が変化対応の一助に(出版研究室から[52])

出版研究室が変化対応の一助に(出版研究室から[52])

前回、出版研究室のとりくみの課題を確認した。その一つに、出版労連の産業課題へのとりくみを直接的にサポートしていくことがある。「産業課題」と一口に言っても、それは、経済活動に根差した実体としての産業状況から、言論・出版・表 […]

2021年の出版界と出版研究室(出版研究室から[51])

2021年の出版界と出版研究室(出版研究室から[51])

湖に例えるならば、出版界の 2021年は各社が湖底で動いていたことも含めて一挙に湖面に形となって姿を現した一年であった。 販売額は巣ごもり需要もあり「出版不況脱出か」と思わせる数字を示した。単に雑誌・書籍の電子化にとどま […]