山村に越して見えた光景(出版研究室から[34])

山村に越して見えた光景(出版研究室から[34])

コロナの渦中、緊急事態宣言の直前に八ヶ岳北麓の山村・原村に転居した。ここを出版研究室「原村分室」として、筆者に課せられたのは先輩たちより寄贈された資料の分類、整理などであった。しかし、東京ナンバー車では近隣の視線を気にし […]

「新たな日常」の陰に(出版研究室から[33])

「新たな日常」の陰に(出版研究室から[33])

5月25日の夜に行われた緊急事態宣言全面解除の記者会見で安倍首相は、「感染防止を徹底しながら、同時に社会経済活動を回復させていく」という「新たな日常」のために必要だとして、「接触確認アプリ」の6月中旬導入を示した。 この […]

「緊急事態」にひそむ危険(出版研究室から[31])

「緊急事態」にひそむ危険(出版研究室から[31])

新型コロナウイルスの感染が、全世界に広まる中、2020年3月21日付発行の「図書新聞」の広告に目を引かれた。出版社・共和国が出稿した「緊急事態宣言」を含む法改正について断固反対する内容である。「『緊急事態』なのはかれらで […]

正解のない問いっキツいけど(出版研究室から[30])

正解のない問いっキツいけど(出版研究室から[30])

最近、これは気をつけねば! と思ったこと。 卯城竜太さん(芸術家集団「Chim←Pom」メンバー)の記事を読んでたら「市民と権力から非国民と糾弾されたゲン(『はだしのゲン』)の父の方が、後から見るとまっとうだった。そこか […]

どう考える? 改憲CM規制(出版研究室から[29])

どう考える? 改憲CM規制(出版研究室から[29])

出版研究室では、毎月、出版や出版労連の運動に関係する(と判断する)あらゆる問題をいろんな角度から論じ研究につなげている。 さる1月12日に始まった通常国会で安倍首相はご都合主義よろしく、桜とIRについてはダンマリを決め込 […]

2020年の『風と言葉と出版』*(出版研究室から[28])

2020年の『風と言葉と出版』*(出版研究室から[28])

2020年は「出版の危機」のど真ん中になるだろう。経済的と文化的の両面からそう考える。 前者は、全産業的問題となっている「物流危機」の出版における流通の危機である。昨年末に開かれた出版流通改善協議会主催の「『再販関連』説 […]