「個人情報」いくらで売りますか?(2)(出版研究室から[37])
今回の改正はさらに、個人情報の外国を含む第三者への提供についても、踏み込んだものになっている。改正に先立ち個人情報保護委員会は、昨年末から今年にかけての1か月、「制度改正大綱」についてのパブリックコメントを実施した。その […]
今回の改正はさらに、個人情報の外国を含む第三者への提供についても、踏み込んだものになっている。改正に先立ち個人情報保護委員会は、昨年末から今年にかけての1か月、「制度改正大綱」についてのパブリックコメントを実施した。その […]
改正個人情報保護法が6月12日に公布された。改正の中身を見てみると、EUのGDPRとの関係での見直しが中心のように思われる。しかし、GDPRでは「個人データ」を「識別された自然人または識別可能な自然人」つまり、オンライン […]
新型コロナウイルス問題を契機に、政府は「新たな日常」という言葉を使い始めた。しかしこの数年、毎年流行するインフルエンザの他にも、SARS、MERSなどの感染症流行の不安に、私たちはさらされてきた。 さらに、毎年のように、 […]
コロナの渦中、緊急事態宣言の直前に八ヶ岳北麓の山村・原村に転居した。ここを出版研究室「原村分室」として、筆者に課せられたのは先輩たちより寄贈された資料の分類、整理などであった。しかし、東京ナンバー車では近隣の視線を気にし […]
5月25日の夜に行われた緊急事態宣言全面解除の記者会見で安倍首相は、「感染防止を徹底しながら、同時に社会経済活動を回復させていく」という「新たな日常」のために必要だとして、「接触確認アプリ」の6月中旬導入を示した。 この […]
コロナ禍で本の売り上げが伸びている。ドリルに児童書、そして一般書も。絵本の4月の売り上げは昨年同期の約4倍。休校の影響は大だ。電子図書館サービスの貸し出し実績も255%(TRC調べ)を記録したほか、電子コミックの期間限定 […]
新型コロナウイルスの感染が、全世界に広まる中、2020年3月21日付発行の「図書新聞」の広告に目を引かれた。出版社・共和国が出稿した「緊急事態宣言」を含む法改正について断固反対する内容である。「『緊急事態』なのはかれらで […]
最近、これは気をつけねば! と思ったこと。 卯城竜太さん(芸術家集団「Chim←Pom」メンバー)の記事を読んでたら「市民と権力から非国民と糾弾されたゲン(『はだしのゲン』)の父の方が、後から見るとまっとうだった。そこか […]
出版研究室では、毎月、出版や出版労連の運動に関係する(と判断する)あらゆる問題をいろんな角度から論じ研究につなげている。 さる1月12日に始まった通常国会で安倍首相はご都合主義よろしく、桜とIRについてはダンマリを決め込 […]
2020年は「出版の危機」のど真ん中になるだろう。経済的と文化的の両面からそう考える。 前者は、全産業的問題となっている「物流危機」の出版における流通の危機である。昨年末に開かれた出版流通改善協議会主催の「『再販関連』説 […]