アジアの本旅② 台湾・活気づく独立書店たち
台湾の書店は大手の誠品書店だけではない。 零細書店、いわゆる独立書店も盛んである。 実は出版大「国」といえるかもしれない。 誠品書店に魅せられていた自分だが、 2014年2月の台北国際書展(TIBE)の初視察前に たまた […]
台湾の書店は大手の誠品書店だけではない。 零細書店、いわゆる独立書店も盛んである。 実は出版大「国」といえるかもしれない。 誠品書店に魅せられていた自分だが、 2014年2月の台北国際書展(TIBE)の初視察前に たまた […]
2004年夏、ボクは台湾へ初めて訪れた。 関西在住韓国人の友人が、転勤で台湾へ行ったことがきっかけだった。 2002年に韓国縦断旅行を行ってからは、すっかり韓国一色の生活を送っていた。 東シナ海を挟んだ日本と馴染みの深い […]
前回、第一学習社「現代国語」教科書の検定について、「文学的な文章」を扱わないとした新学習指導要領そのものの誤りと教育現場の要求との矛盾、そしてその間での教科書のあり方・役割を言論・表現・出版の自由という観点から問い直す必 […]
昨年12月8日、文科省は2022年度用教科書採択結果を公表し、各メディアが報じた。各社が大きく扱ったのが、文学作品を扱わないことになっていたはずの高校国語の新科目「現代の国語」で、文学作品を載せた第一学習社の教科書(4種 […]
今まで4回にわたり、検定での提出文書の増加、指導書の多様化・複雑化、営業への規制強化と宣伝媒体物の増大という点から増え続ける教科書編集の仕事を見てきました。 その原因は、一つには2回目で説明したような、1990年代以降の […]
前回までは検定や指導書の編集といった教科書編集者のいわば「本来業務」の話でしたが、教科書編集者の仕事はそれだけではありません。教科書「採択」に関する仕事もあるのです。教科書は普通の書籍とは違って、小中学校の場合は「採択地 […]
前回は検定での提出文書の件に関してここ30年に起こったことを説明しましたが、それらの仕事は過密ではありますが(提出文書作成)1か月と(修正表~見本作成)3か月と時期が限定されたものです。1点の教科書に関する仕事量全体を考 […]
今回は、検定の際の作業=文書がどのように増えていったかを見てみましょう。 教科書の検定規則は、定期的に見直し・改訂がなされてきましたが、大きな変更があったのは1989年の改訂です。ここで家永教科書裁判*1を通じて注目され […]
さる4月22日、「教科書のデジタル化・価格適正化」のための出版労連国会行動が行われました。今日本の教育は、政府のIT化推進の動きによって大きく変えられようとしています。その象徴が「デジタル教科書」ですが、それは教科書会社 […]
出版研究室(原村分室)橘田源二 いま、出版関連産業は苦境にある。コロナ禍でリモートワークやおうち時間が増えて、その余波で売れた書籍もある。棚の工夫で売り上げを伸ばしている書店が話題になったりする。しかし、書籍、雑誌の売り […]