言葉と文字を考える(上)(出版研究室から[5])
出版研究室が産業のあり方だけでなく、表現活動の視点からも政治や社会の動向に注目していく必要があると考えていることは、既にこの欄で述べている。そこで、表現活動の視点から、言葉と文字について考えてみたい。 私たちにとって言葉 […]
出版研究室が産業のあり方だけでなく、表現活動の視点からも政治や社会の動向に注目していく必要があると考えていることは、既にこの欄で述べている。そこで、表現活動の視点から、言葉と文字について考えてみたい。 私たちにとって言葉 […]
前号で研究室設立後の話題、注目すべき事例を紹介したが、出版ニュース恒例の10大ニュースのトップにはマガジンハウスの『君たちはどう生きるか』が選ばれた。1937年の出版。以来、加筆訂正や版元も変遷した。80年を経てマンガ版 […]
「本が売れない」に始まった出版不況は、雑誌の超不振で決定的なものになった。加速度を増す業界の崩れ方は、出版関連業界の連携のほころびや、バランスが崩れていることに端的に現れている。 2017年も出版業界ではさまざまなことが […]
出版労連は言論・出版・表現の自由を守り、出版物をとおして平和や文化を発展させる運動をしている。先日の出研集会では【出版産業「崩壊」の危機を超えて~】をテーマに掲げた。出版研究室は厳しさが増す産業のあり方を研究しているが、 […]
出版研究室が開設して半年が経過した。出版労連本部の一番奥まった一角(ユニオン、ネッツなどの部屋)の机に出版レポート、教科書レポートや出版年鑑などを置いてスタートした。 まずは資料を揃えたところだが、並べるとあらためて研究 […]
いま、出版界は大きな転換点にあると、いくつかの事例でいえる。日本書店商業組合連合会(日書連)の会員数の減少がある。2018年4月1日現在の会員数は3249店となっている。前年同期より255店減少し、年間約1割の減少傾向が […]
出版という仕事、営みにとって、厳しい時代環境になってきた。 憲法21条は表現の自由の一環として出版の自由を保障しているが、それは出版という形で自由で民主的な市民社会を支え、寄与するためである。出版の自由が本当に意味をもつ […]
早稲田大学講師・元上智大学教授/田島泰彦氏 雑誌ジャーナリズムの世界から見て 新聞の役割は、日々起こっていることをいち早く伝えることにあるといえるが、雑誌はやや違う。速報性だけではなく、とりわけ論争的な問題 […]
出版ニュース社代表・清田義昭氏 休刊の判断 新潮社がこんな形で『新潮45』を休刊にするなんて夢にも思っていなかった。ココに至る過程で二つの決定的な出来事があった。一つは、内部(社内)からの批判、文芸担当の編 […]
出版研究室 2018年7月18日発売の『新潮45』に掲載された自民党・杉田水脈衆院議員の「LGBT支援の度が過ぎる」という寄稿文をめぐって、ご存知の通り社会的な論争が巻き起こりました。それをみた新潮社・『新 […]