そういえば、お金の話しないかも…?

「文庫本も大台突破の時代―堂馬瞬一」(「日本経済新聞」1月18日夕刊付)を読んで思ったこと2つ。

  1. 結構前から1,000円以上の文庫あると思う。やっぱり最初はショックだった
  2. そういえば、出版社と著者の間で、製作費の話あまりしないかも…

1についていえば、世代の違いもあるかも。若い方には、文庫1,000円あたりまえ、とか。
2については、著者に話しちゃいけないと言われたわけでもないのに、なぜだか話さず、刷り部数と定価と印税率の話にいってしまう。
出版社は原価計算をして定価を決めているはずだけど、著者には不明なので、この記事にあるように、なぜこの定価なのか、推測をするしかないんだろうなあ。
原材料の値段がアップすることで、商品に影響が出るのは商売上避けて通れない。もしかしたら、出版社だけで製作費を留めていないで、書き手とももうちょっとお金の話もしてもいいのかも? そしたら、書き手も編集者もより緊張感をもって本作りをするかも? でも製作費を知っちゃったら「そんなにかかるの?!」とか「印税が少ない…」とか、書き手の意欲に影響したりして…?
モノの値段は安いほうがいい、でも適正な価格というのもある。最終的には「この内容ならこの値段でOK」と買い手に言ってもらえるようにするしかないんだろうなあ。