リアル書店の現実と、業界人の本音と建て前 『新文化』‐「本を手渡す人」(第3422号/6月30日付)から
書店業務の肉体的過酷さは良く知られている。職業病ともいえる腰痛、腱鞘炎、手荒れ等々。では、賃金・労働条件面ではどうかというと、いわゆる正味問題から出てくる小売り=書店の利益率の低さゆえに厳しい多くの経営が困難な経営状態に […]
書店業務の肉体的過酷さは良く知られている。職業病ともいえる腰痛、腱鞘炎、手荒れ等々。では、賃金・労働条件面ではどうかというと、いわゆる正味問題から出てくる小売り=書店の利益率の低さゆえに厳しい多くの経営が困難な経営状態に […]
国会では、政府案に対して立憲民主党が対案を提出している。この対案がどのようなものか、立憲民主党のホームページの「インターネット誹謗中傷対策法案」*1に掲載されている「法案およびその解説文書」*2を見ながら、検証してみるこ […]
政府が提案した「侮辱罪」の法定刑引き上げを意図した刑法「改正」案が国会で審議されているが、法案の内容に「言論・出版・表現の自由」を侵害する可能性のあることが指摘され、出版界からも批判の声が上がっている。 たとえば日本出版 […]
東京・赤坂から本屋が消える! ある意味「またか…」と思ってしまうニュースを目にした。「DIAMOND online」の2022年5月3日の記事だ。これは「『書店の消滅』と『女性の労働問題』が根本でつながっている理由」とい […]
プーチン・ロシアのウクライナへの軍事作戦という名の侵攻=侵略戦争の遂行、領土占領を目的とした軍事侵略から丸二か月が経ち泥沼化しつつある。侵攻直後からこの事態を全世界のメディアはこぞって非難したし、今なおプーチンの犯罪性を […]
児童書は1冊の商品がドカン!と売れることはあまり多くありません。以前、書店員の方から「それでどうやって会社が成り立ってるの?」とか「大ヒット作品がなくて、会社潰れないの?」と聞かれたことがありました。そんな風に思われてい […]
いま、東京の本屋さんたちが動画を作成し、YouTubeチャンネルで配信している。運営主体は東京都書店商業組合で、最盛期の1985年には1,426店もあった加盟書店が、昨2021年末時点で287店だという。書店数はここ30 […]
2021年末、2回目のコロナ禍寝正月用の本を購入しようと本屋を歩いていたとき『週刊金曜日』(以下、『金曜日』)が目にとまった。「ん?ナンダ? あの『金曜日』が絵本?」。 絵本は巣ごもり需要でよく売れたジャンルではあった。 […]
出版関連業の2021年は2020年から続いた巣ごもり需要で、跛行的とはいえ販売は好調で売上げを伸ばした会社が多かった。「多かった」と書いたのは、夏前後から数字は下降線をたどり始めたからだ。コロナ禍で、現象的にはいろいろな […]
ちょっと待った! 個人情報の扱い(CCCデータの利活用)は慎重に考えるべきではないか!? 「出版の危機」この言葉は、過去、何度も使われてきた。直近のそれは出版流通の崩壊的危機のことを指している。本質的な解決の道筋が見え […]